仕事場での充実感
まず、仕事場における充実感から見たいと思います。内閣府の調査では日本の場合、仕事に打ち込むときに充実感を感じる人の割合は、他の6か国が80~90%なのに対し、約60%です。
別研究ですがさらに詳しく、25歳~35歳を対象にしたベネッセ社の「若者の仕事生活実態調査」[1] https://berd.benesse.jp/koutou/research/detail1.php?id=3175を見てみますと、仕事の充実感が高いと答えた人の割合は、「人や社会の役に立つこと」、つまり社会貢献を重視しているグループにおいて、46.6%ともっとも高くなっていました。「自分のやりたい仕事であること」「自分の個性や能力が生かせること」といった自己実現の達成を重視するグループがこれに次いで36~41%でした。ちなみに「休みが多いこと」を重視しているグループが20.3%でもっとも低いという結果でした。仕事での充実感を尋ねているのですから、休みを多く希望するという姿勢の人はそれが低いというのは納得できます。総じて日本人のこのサンプルでは、自己実現よりも、社会貢献を動機とする場合の方が充実感を感じる人の割合が高いと言う結果でした。
参照
↑1 | https://berd.benesse.jp/koutou/research/detail1.php?id=3175 |
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